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【社説読み比べ】10/17 読売新聞社説 『原発住民投票 再稼働の判断にはなじまない』

静岡県議会にて中部電力浜岡原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案が否決されたことを受けて
今朝、読売新聞『原発住民投票 再稼働の判断にはなじまない』という社説が掲載されました。

住民投票は市町村合併など、投票結果の影響が外部に波及しないテーマに限定するのが筋である。

東京電力柏崎刈羽原発のある新潟県でも、住民投票条例案の提出に向けた手続きが進んでおり、
静岡のような動きが多くの立地自治体に広がる懸念は拭えない。

と述べています。

西蒲区での署名活動が再開した新潟県民投票についても「懸念」しているそうです。




今までも「原発」都民投票条例について、各紙の新聞記事をスクラップしてきました。

デモクラシー・リフレクション―巻町住民投票の社会学』という本を読み、
新聞をはじめとしたメディアの報道の内容・回数の違いに驚きを覚えたのがきっかけでした。

都議会への直接請求を前に、できるだけ多くのメディアの報道の仕方をみてみよう、と決めました。
その結果、巻町についての報道で感じた「傾向」は、都民投票についての報道でもまったく同様に感じました。

皆さんは、どの新聞を読んでいますか? その新聞は、何を訴えている新聞ですか?
いま一度考えてみませんか?


(社説全文は、各リンク先をご覧ください)


■ 読売新聞 『原発住民投票 再稼働の判断にはなじまない』2012.10.17
20121017読売新聞社説

住民投票は市町村合併など、投票結果の影響が外部に波及しないテーマに限定するのが筋であり、
東京電力柏崎刈羽原発のある新潟県でも、住民投票条例案の提出に向けた手続きが進んでおり、
静岡のような動きが多くの立地自治体に広がる懸念は拭えない。





■ 琉球日報 『原発県民投票否決 民意に背く責任放棄だ』2012.10.14

 議会制民主主義を補完する住民投票の対象として原発問題をどう捉えるのか。原発が立地する県議会の当然の役割として、本質的な議論を尽くしてしかるべきだった。

 議席の過半数を占める自民党系会派「自民改革会議」の議員は、本会議の討論で「国策の原子力行政が地方の住民投票で左右されてよいのか」と反対理由を述べたが、“国策”を隠れみのにした思考停止そのものであり、住民の負託を受けた議員としての責任放棄にほかならない。

 原発再稼働は、住民の命と安心にかかわる重大な事案であり、直接意思を表明する住民投票の意義は極めて大きい。原発問題は住民投票になじまないと、通り一遍の説明をするだけでは住民は納得しまい

 本質議論を避けて条例案を否決したことは、住民の切実な声に背を向ける議会の自殺行為であり、政治不信を増幅させるだけだと強く認識すべきだ。


■朝日新聞『静岡原発条例の教訓 民意発信、多様な回路を』2012.10.14
20121014朝日新聞社説

 投票結果に法的な拘束力はないが、知事や議会はそれを尊重しなければならない。手足を縛られるのを県議らが嫌い、大差の否決になったのだろう。

 同様の署名活動は新潟県でも進んでいる。静岡の挑戦と挫折から教訓をくみとり、次の機会に生かしたい。

 首長や議員は市民の声に耳を傾ける。そのうえで、二者択一では割り切れない現実への対応をさぐる。どんな判断であれ説明を尽くし、次の選挙で審判を受ける。

 その際、住民投票は民意をくみとる重要な手段となろう。

 有権者が選挙で選ぶ代表が、国政や地方自治を担う。その間接民主主義が基本であることは今後も変わらない。
 だが、代表の判断と民意はしばしば乖離(かいり)する。溝を埋めるために、直接民主主義の手法は大いに有効だ。



■東京新聞『「浜岡」住民投票 民意の出番つぶされた』2012.10.12
20121012東京新聞社説

国は昨年、住民投票の結果に法的拘束力を持たせる地方自治法の改正案をまとめていた。が、地方自治体の首長と議長の反対が強く、見送られている。

 自治体は地方分権を声高に求めている。その趣旨が、国からの権限や財源の移譲にとどまるのなら、住民にとっての意義は薄れてしまう。地方の権限強化に伴い、住民の監視が行き届き、意思表示の機会を広げる制度を整えることが不可欠だ。本来なら、自治体の側が積極的に改善を求めていくべき課題である。

 国は、法的拘束力の前に、住民が懸命に集めた署名を確実に生かせるような改正論議に、あらためて着手してもらいたい。



■信濃毎日新聞『再稼働の是非 民意くみ取る道筋示せ』2012.10.12

国は昨年、住民投票の結果に法的拘束力を持たせる地方自治法の改正案をまとめていた。が、地方自治体の首長と議長の反対が強く、見送られている。

 自治体は地方分権を声高に求めている。その趣旨が、国からの権限や財源の移譲にとどまるのなら、住民にとっての意義は薄れてしまう。地方の権限強化に伴い、住民の監視が行き届き、意思表示の機会を広げる制度を整えることが不可欠だ。本来なら、自治体の側が積極的に改善を求めていくべき課題である。

 国は、法的拘束力の前に、住民が懸命に集めた署名を確実に生かせるような改正論議に、あらためて着手してもらいたい。


■東京新聞 『筆洗』
20121016東京新聞筆洗

▼県民の意思を原発政策に反映させたいと、条例制定に必要な有権者の二・七倍近い十六万五千人を超える人たちが署名した。知事も賛成意見を付したが、大阪市、東京都に続き、議会は民意を直接反映させる手段を封じた
▼推進派と反対派が主張をぶつけ合い、住民がエネルギー政策への考えを深めることにも投票の意義があった。「お任せ民主主義」から卒業したい、という思いを奪い続ける議会に未来を託せるのか。




【よこっち】

静岡県議会 浜岡原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案 原案および修正案ともに否決

昨日、静岡県議会にて 浜岡原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案が原案および修正案ともに否決されました。
東日本大震災後、原発立地県で初となる住民投票は実現しませんでした。


昨日はJA全国農業協同組合中央会が「将来的な脱原発に向けた取り組みを実践する」とする決議を採択したことが話題になりましたが、

静岡県議会本会議の採決を前に、「原発県民投票静岡農業受任者の会」のメンバーが、県議会の各会派に県民投票の実現を求めて要望書を提出していました。

要望書では、「福島第1原発事故では本県のお茶も汚染された。浜岡原発で事故が起こったとき、他の地域に迷惑をかけたくない」とした上で、「直接一人一人が決定に参加できる住民投票制度を県議に重く受け止めていただきたい」と訴えている。

『県議会に要望書提出 農業受任者の会 静岡』
2012.10.10 産経新聞

提出後、メンバーの一人で藤枝市の茶農家杵塚歩さん(33)は「原発事故で風評被害も深刻。県の中で広く自分たちの未来を議論していく場をつくりたいという気持ちを、県議にも理解してほしい」と訴えました。

『浜岡投票条例修正案 あす提案・採決』
2012年10月10日 中日新聞 静岡



都民投票条例では、本会議場での起立による採決でしたが、 
静岡県議会の議会運営委員会は、原案、修正案ともに「無記名投票」とすることを決めました。

これは、自民改革会議に所属する議員30人からの要求で決まったそうです。

『原発住民投票 「署名者の賛意、反映なし」』
2012年10月11日 読売新聞 静岡


条例案を提案した川勝平太知事は、「県議一人一人の意見を県民に伝える義務がある」として記名投票を求めていたそうです。

県議会事務局によると、出席議員の5分の1以上の議員が「投票による表決要求書」に署名し議長に提出することで、投票方法を要求できるということで、自民改革会議(37)所属の県議30人が無記名投票を求める要求書に署名し提出しましたが、
記名投票を求める要求書は提出されなかったそうです。

『浜岡原発:住民投票条例案の採決は無記名投票 県議会議運で決定 /静岡』
毎日新聞 2012年10月11日 地方版



本会議での採決の結果は、委員会で原案が否決されたのを受け一部議員が提出した修正案を反対48、賛成17で否決。
原案も全会一致で否決。

東京電力福島第1原発事故後の原発再稼働をめぐる初の住民投票は、立地県で16万人以上の署名を集めながら実施されないこととなりました。

議席の過半数を占める自民党系会派「自民改革会議」は原案と修正案の双方に反対していました。

原発稼働がテーマの住民投票条例案としては大阪市議会、東京都議会に次ぐ否決。
このニュースは静岡だけでなく、各地の新聞にも掲載されました。

『浜岡原発再稼働の県民投票否決 静岡県議会』
2012年10月11日 沖縄タイムス

『浜岡県民投票実施せず 静岡県議会、修正案否決』
2012年10月11日 北海道新聞

また、東京でも読めるものとしては、朝日新聞、そして東京新聞にも掲載されていました。

20121011東京新聞夕刊2
20121011東京新聞夕刊

20121012朝日新聞
『浜岡原発の住民投票条例案を否決 静岡県議会』
2012年10月12日 朝日新聞




都議会では、民主・共産・ネットが共同提出した修正案は総務委員会で否決され、最終本会議の採決にはかけられませんでした。

中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働の是非を問う県民投票条例案については、総務委員会では原案のみを審議・採決し、
非自民系会派の議員有志が県が指摘した不備を見直した修正案は最終本会議に提出されました。

修正案は、不備の見直しに加えて、
投票資格は満18歳以上から満20歳に引き上げ、投票時期は原発の安全対策完了後、国が再稼働の検討を始めたと知事が判断した時などとしたそうです。


修正案に名前を連ねた議員は下記11名です。(敬称略)

【民主党・ふじのくに県議団(7/20)】阿部卓也池谷晴一源馬謙太郎小長井由雄佐野愛子田内浩之四本康久
【公明党県議団(1/5)】前林孝一良
【みんなの党・無所属クラブ(1/2)】柏木健
【富士の会(2/2)】中沢通訓山本貴史

『修正案提出を報告 非自民系11人』
2012年10月10日 読売新聞 静岡



都議会でも、本会議の最終採決の前に、各会派からの討論が行われました。

静岡県議会では、
宮沢正美氏(自民改革会議)が原案と修正案のいずれにも反対の立場で討論を行い、原子力行政は国の権能であり、修正案は目的など大幅に変わり請求者の意思と異なるなどとした。

修正案に対する賛成討論では、山本貴史氏(富士の会)と高田好浩氏(公明党県議団)が民意を反映する必要性などを訴えた。

『浜岡県民投票条例案 県議会が修正案、原案とも否決』
(2012/10/11 14:30)静岡新聞


同じく討論内容について。

最大会派で過半数を占める自民党会派の自民改革会議は「国策である原発再稼働の是非を県の住民投票で問うのは妥当ではない」と両案に反対討論。

修正案に賛同する公明党県議団などは「原案の不備を理由に門前払いはできない」と修正案に賛成討論した。

『浜岡投票条例 県議会が否決』
2012年10月12日 中日新聞 静岡


民主党の半数以上の議員が反対した理由としては、条例案の不備中部電の安全対策工事が終わっていないことなどがあったようです。

『浜岡原発再稼働巡る住民投票条例案を否決 静岡県議会』
2012/10/11 日本経済新聞




地方版ではより詳しく、討論内容について触れています。

最大会派「自民改革会議」(37人)の宮沢正美県議は「原案は法制度上の不備が多く、たとえ可決しても実現は不可能そもそも再稼働の是非を県民投票で問うのは妥当でない。修正案についても、大幅に修正されており、請求者の意思に沿わない」と、原案、修正案ともに反対する意見を述べた。

「富士の会」(2人)は、法制度上の不備の多さから原案に反対し、修正案は「原案で問題とされた箇所について適切に修正されている」として賛成した。
「公明党県議団」(5人)も同様に原案に反対、修正案に賛成する考えを示した。

「民主党・ふじのくに県議団」(20人)と「みんなの党・無所属クラブ」(2人)は会派としての意見を示さなかった


最終的に修正案に賛成したのは17名の議員でした。

都民投票条例案への各都議の賛否は新聞各紙にも取り上げられましたが、
今回の静岡県議会では無記名投票が採用されたため、各議員の賛否は不明です。

読売新聞によると、

修正案に対する賛否について、自民改革会議は所属議員に党議拘束をかけなかったが、11日朝の会合で、会派として否決する方針を確認したそうです。

一方、民主党・ふじのくに県議団は同日朝の議員総会で「自主投票」とすることを決めたそうです。

そこで、賛成17人の内訳について、民9、公5、み1、富2と予想しているようです。


条例案を巡っては、民主党・ふじのくに県議団や公明党県議団などの11人が修正案を提出公明党県議団の残り4人が採決前に賛意を表明し、少なくとも計15人が賛意を表明していたが、
これ以外に賛成した議員は2人にとどまった。

採決前に明確に賛否を明らかにしていなかった民主党・ふじのくに県議団の議員らが賛成したとみられる


修正案作成の中心となった池谷晴一県議(民主党・ふじのくに県議団)は
「16万人の意思に沿えなかったのは残念だ」と肩を落とした。

修正案の提出者となった中沢通訓県議(富士の会)は
「請求代表者は『条例の目的と手段が確保できれば構わない』と言っており、反対のための材料を探しただけだ」と、修正案に反対した自民改革会議を批判しました。

『原発住民投票 実施されず』
2012年10月12日 読売新聞 静岡




否決後の市民団体側および川勝知事のコメントです。

修正条例案は総務委員会にはかられることもなく、実質的な議論がないままに否決されたことについて、
署名を集めた市民団体は「暗澹(あんたん)たる気持ちだ。県民に分かる議論ではない」と憤った。

約16万5千人分の署名を添えて住民投票条例の制定を直接請求した「原発県民投票静岡」の鈴木望共同代表は、
否決されたことについて、「条例案の不備問題が尾を引き、総務委員会にも修正案が出ず、本質的な議論はなかった」と話す。
さらに「条例案は完全である必要はなく、不完全な場合議会の修正で足りる」と記された県自治行政課のマニュアルを示し、「条例案が実現不可能ならば県議会が修正するということだ」と主張した。

県議会には「住民投票をしたいという思いが、なぜ否決されなければならないのか。否決理由は説得性を持たない」「住民投票という権利そのものを侵害された」などと憤った。


川勝平太知事は、原発の是非の判断に住民投票がふさわしいかどうかについては「浜岡原発について一番よく知っている我々(県民)が、意思表明をする機会があっていい」とした。

『「本質的議論なかった」/原発住民投票否決』
2012年10月12日 朝日新聞 静岡




今回、市民側が提出した条例案は「不備のある条例案」として、知事や議会から批判を浴び続けました。

そもそも、市民が「案」として提出するものに、完全で不備のないものが求められているのでしょうか?

市民から「たとえばこのような条例を作ってほしい」という訴えがあり、
その声に耳を傾け、本質的な願いを理解し、立法の専門家としてよりよく実現するための修正を加える。

私には、それが「ふつう」のことのように思えます。

一切議会からの修正など受け付けない という姿勢で条例案を提出する方が、「議会軽視」の姿勢に感じます。

市民と議会が対話を重ねて、よりよい社会を作っていけばよいのではないでしょうか。




川勝平太知事は、「(自民改革会議が)『修正案は修正ではなく、あまりに中身が違って全面改定だ』とし否決したのはややへりくつ」と述べ、原案と中身との違いを理由に反対した最大会派の主張を「入り口論」と批判したそうです。

また、有志県議らの修正案を「大変立派なもので、今後直接請求する際のモデルとなった。県外などに情報発信して生かしていくことができると思う」と評価し、
他方で、市民団体に対し「条例案の問題点を指摘したにもかかわらず、(不備を認めるなど)謙虚な姿勢でいなかったことが否決の原因」と苦言を呈したそうです。

『浜岡原発:県民投票条例案否決 16万人の声届かず 与党も態度割れ /静岡』
毎日新聞 2012年10月12日 地方版


また、川勝平太知事は「修正案は入り口論で否決され、中身が問題とは思わない。県民投票に弾みがついた」とし、
浜岡原発の安全対策や県民への情報提供などの条件が整った場合の県民投票実現に前向きな姿勢を示しました。

知事は修正案を「県民投票する場合の基準になる案が手元にできた。(浜岡原発の)安全性を検証し、県民に情報提供した上で仕切り直しの余地はある」とし、将来的な知事提案に含みを持たせた。

『【浜岡県民投票否決】知事、修正案再提出を示唆』
(2012/10/12 07:34)静岡新聞



静岡県民投票について社説を出している新聞もありました。
ぜひ、お読みください。


20121012東京新聞社説
『「浜岡」住民投票 民意の出番つぶされた』
2012年10月12日 東京新聞 社説

『再稼働の是非 民意くみ取る道筋示せ』
2012年10月12日 信濃毎日新聞 社説




条例案の否決を受けた各会派のコメントは以下の通り。

◇考え反映された−−自民改革会議中谷多加二代表
 会派の考えが反映された結果でよかった。大勢が同じ方向を向いていることが分かった。

◇結果は受け止める−−民主党・ふじのくに県議団野沢義雄会長
 結果は受け止めるしかない。修正案の質疑があった方がよかった。

◇賛同者ほしかった−−公明党県議団の前林孝一良代表
 もっと賛同者がほしかった。修正案を出すことで県民の気持ちに添うことはできた。

◇終わりではない−−みんなの党・無所属クラブの遠藤行洋共同代表
 真剣に議論した。条例案が否決されたが、これで終わりではない。

◇今後が問われる−−富士の会の中沢通訓代表
 趣旨が合っていれば改正も問題ない。住民運動や議会活動もこの結果を受けどうするかが問われる。


『浜岡原発:県民投票条例案否決 各会派のコメント /静岡』





また浜岡原発から10キロ圏にある地元4市の市長がコメントを発表しました。

◇脱原発依存目指す−−菊川市の太田順一市長
 県議会の判断にかかわらず、「原発に依存しない社会」の実現に向け取り組んでいく。

◇国がビジョンを−−御前崎市の石原茂雄市長
 県議会の判断が出た以上、尊重したい。国がしっかりと(原子力政策の)ビジョンを示すべきだ。

◇安全対策が重要−−掛川市の松井三郎市長
 否決は条例案に法制度上の不備などがあったのが要因。地震・津波に対する安全対策を早期に実施することが重要だ。

◇再稼働是非判断を−−牧之原市の西原茂樹市長
 県民投票を求めた皆さんの願いが実現しなかったことは残念。県議会は、再稼働の是非に関し早急に判断を示してほしい。

『浜岡原発:県民投票条例案否決 地元4市長のコメント /静岡』
毎日新聞 2012年10月12日 地方版


ちなみに、東京都議会平成24年度第2回定例会と同様、
静岡県議会平成24年9月定例会にて審議された議案のうち、「否決」されたものは、
第133号 中部電力浜岡原子力発電所の再稼動の是非を問う県民投票条例について 一件のみです。



動画ニュース

『浜岡原発、住民投票案を否決~静岡県議会』
読売テレビ

『原発再稼働問う住民投票条例案 採決(静岡県)』
静岡第一テレビ

『16万人の声届かず…浜岡再稼働巡る住民投票否決』
テレ朝ニュース



【よこっち】

浜岡原発の再稼働の是非を問う住民投票 超党派の議員により修正案提出へ!

浜岡原発の再稼働の是非を問う住民投票条例案について、
民主党・ふじのくに県議団の一部など超党派の議員が独自の修正案を提出することになりました!!


2日、知事与党で第2会派の「民主党・ふじのくに県議団」の野沢義雄会長は、川勝平太知事が賛意を示した条例案に反対すると発表しました。
修正案を提出しない理由については、「そもそも住民投票は必要ないのではないかという意見が少なからずあった」と述べ、
所属議員が他会派と連携して修正案を提出することには、「提出された時点で判断する」と述べ、事実上容認する考えを示した。


「富士の会」(2議席)の中沢通訓は「最終的な文案を見た上で乗ることを考えたい」と応じた。
公明党県議団(5議席)の前林孝一良代表は「修正案が出てくることを期待している」
みんなの党・無所属クラブ(2議席)の遠藤行洋共同代表も「前向きに協議したい」と話し、
いずれも修正案提出への動きに前向きとのこと。

『浜岡原発:県民投票条例案、民主会派が反対 修正案提出模索の動き、超党派の有志議員ら /静岡』
2012年10月03日 毎日新聞 地方版




修正案の提出を中心となって呼びかけている、民主党・ふじのくに県議団の池谷晴一議員
3日午後、「富士の会」と「公明党静岡県議団」の代表との会合を持ち、
修正案の内容をそれぞれの会派で検討したうえで5日、再び会合を持つということです。

池谷晴一議員は「仲間も出来たので、合意をとった上で良い修正案にして提出したい」と話していました。

『超党派で修正案提出へ』
2012年10月3日 18時54分 NHKニュース



議会で過半数を占める自民改革会議は条例案を修正しない方針を決めていて、
やはり静岡県議会でも、自民党が修正案可決へのハードルとなっているようです。

『浜岡県民投票 超党派で修正案の提出を検討』
2012年10月3日 SBSnews6



過半数を占める自民改革会議は2日の勉強会で、集中審査を行う総務委員会での賛否は委員の中谷多加二代表に一任することを決めた。

最終本会議での採決は、修正案が提出された場合を含め、無記名投票を求める方針。

杉山盛雄党県連幹事長は「修正案を出さない方針は変わらない」と説明した。

『浜岡県民投票 超党派で修正案提出へ』
2012/10/ 3 07:27 静岡新聞



静岡県議会第二会派の民主党・ふじのくに県議団の池谷晴一政調会長の発表。

民主県議団内で動議で修正案を提出できる六人以上の賛同者を既に確保し
「他会派の合意が得られない場合も修正案は提出する」

「知事与党として知事が賛意を示したことはやらないといけない」

「(四~五日の)総務委員会に修正案を出すのは難しい。何とか他会派の合意を得て、いい修正案を出したい」


『浜岡原発住民投票条例 修正案提出へ』2012年10月4日 中日新聞 静岡


東京の皆さん、修正案の提出を目指す議員への応援、
そして、住民投票実施にむけた全議員への修正案賛成の呼びかけ、

どうぞよろしくお願いいたします!!


【よこっち】

静岡県民投票 なぜ修正案を出せないのか?

静岡県民投票についての続報です。

川勝平太知事は条例案提出にあたって、住民投票の実施に賛意を示した上で、
条例案に10項目の「問題点」を指摘。
「適切に修正し、条例案を磨いてもらいたい」と審議する県議会側に修正を求めていました。

『知事、県議会に修正要請/原発住民投票』
2012年09月20日 朝日新聞 静岡


この、知事意見を受けて、県議会各会派は協議に入ったわけですが、
現時点で、条例修正案の提出を決めた会派があるとの報は入って来ません。


県議会最大会派の自民改革会議中谷多加二代表)は会派としての修正案を出さない方針を固めたようです。

自民党県連幹事長の杉山盛雄県議は
大幅に修正すると趣旨が変わり署名した人たちの意思が反映されない」と修正案の提出はしない方針を言明しています。



知事与党である第二会派、民主党・ふじのくに県議団野沢義雄会長)は、
28日に議員総会を開き修正案を提出するかどうか議論しましたが、結論はでていません

修正素案は出されたものの、提出するかどうかの方針が決まらないため、修正内容についての議論に入れないようです。

議員総会後に会見した野沢会長は
「会派が分裂するなどという事態は避けたい。議論をさらに深めて、会派としての方向性を決めたい」と語っています。
同県議団は来月2日に再び議員総会を開き、会派としての方針決定を目指すそうです。

『県民投票条例案、修正案結論出ず ふじのくに県議団』
2012.9.29 02:01 産経新聞 静岡





■ 自民改革会議

26日、請求代表者の鈴木望氏と非公式な意見交換を行う。

条例案を提出した市民団体「原発県民投票」の鈴木望代表が、成立のため条例案の修正もやむを得ないと述べたが、
中谷多加二代表は「署名した人に対し説明がつかないし、趣旨も変わってしまう。会派として修正案を出すことはできない」との考えを示した。

『自民改革会議に請求代表者が説明 県民投票条例案』
2012.9.27 02:02 産経新聞

『自民、修正案出さず/原発住民投票巡り』
2012年09月27日 朝日新聞 静岡


■ 民主党・ふじのくに県議団

26日 議員総会 幹部から初めて修正素案が示されたが、住民投票実施への賛否がまとまっていないため修正素案の検討に入れず。

『浜岡原発:県民投票条例案、民主が修正素案提示 自民、代表招き意見交換』
毎日新聞 2012年09月27日 地方版

27日 役員会で投票実施のために必要とされる修正案を、会派としては提出しない方針を決めた。

『県民投票、厳しい情勢 修正案出ず、浜岡再稼働』
2012.9.28 北海道新聞
『浜岡再稼働県民投票条例 民主、修正案提出せず』
2012.9.28 02:07 産経新聞

28日 議員総会(非公式) 意見がまとまらないまま閉会

『民主、結論先送り/原発住民投票条例案』
2012年09月29日 朝日新聞 静岡

10月2日 議員総会

『浜岡投票条例 異論噴出で結論出ず』
2012年9月29日 中日新聞





自民党の皆さんに伺いたいです。

中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う県民投票条例を実施したいという
署名者の想いを損なわない修正案はつくれないものなのでしょうか?

住民提案の議案だから不備がある、と思うのであれば、
住民の意思を尊重したうえで、よりよい条例案にするにはどうすればよいのか議会で議論するのが、
住民の代表である議員の皆さんではないのでしょうか?

条例案を提出した市民団体「原発県民投票」の鈴木望代表は成立のため条例案の修正もやむを得ないと述べています。

「原発」都民投票条例案に署名した私たちの例をあげれば、
選択肢を三択にするという修正案は趣旨が変わってしまうと反対しました。

しかし、総務委員会に提出された修正案には、都民投票が実現することを願い、可決されるよう支持しました。


■『「民主、修正案作成へ」 読売新聞/東京新聞 5月23日朝刊』

■『レポート 8/1「原発」都民投票都議会報告会in世田谷&渋谷&調布』



私たちは見ています。

他県の県議会とはいえ、会派として政党の名前をつけている以上、
次の衆議院選挙や、都議会議員選挙でも、投票行動の参考になることでしょう。


静岡県議会総務委員会にて10月4日5日に「第133号議案中部電力浜岡原子力発電所の再稼動の是非を問う県民投票条例について」の集中審査の予定です。
傍聴は抽選となるようです。

■ 総務委員会(10月4日、5日)の傍聴について

【静岡県議会 総務委員会】(定数10:自6、民3、公1)

委員長 :山田誠  自民改革会議
副委員長:増田享大 自民改革会議、源馬謙太郎 民主党・ふじのくに県議団
多家一彦  自民改革会議
落合愼悟  自民改革会議
渡瀬典幸  自民改革会議
中谷多加二 自民改革会議
櫻町宏毅  民主党・ふじのくに県議団
佐野愛子  民主党・ふじのくに県議団
蓮池章平  公明党静岡県議団



【よこっち】

9/26読売新聞 『浜岡再稼働住民投票「反対」3「賛成」8、判断保留24』

静岡県議会の各会派は、中部電力浜岡原子力発電所の再稼働の是非を問う住民投票条例案について
会派内での議論を深めてくださっているところだと思います。

読売新聞が静岡県内35市町の首長を対象に、今月20~24日に実施したアンケートの結果が公表されました。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20120925-OYT8T01609.htm

〈1〉住民投票の実施に賛成か反対か
〈2〉仮に条例案(修正案を含む)が可決された場合、県から事務委託を受ける意思があるか
〈3〉「意思がある」と回答した場合、どのような課題が生じると考えるか

の3点について文書で回答を求め、全首長から回答を得たそうです。


Q1の結果は以下の通りです。

賛成8:牧之原、焼津、袋井、湖西、磐田、下田、函南、吉田
反対3:御前崎、伊豆、小山町

判断留保:24


判断留保の首長からの意見です。

桜井勝郎・島田市長
「中部電力も安全対策を行っている最中であり、現時点では時期尚早。県民が冷静に、客観的に判断できるまで(住民投票は)実施すべきではない

栗原裕康・沼津市長
「原発・エネルギー問題は単に県の問題でなく国の根本にかかわる課題。次期総選挙、または来年夏の参院選挙と同時に国民投票を実施することに対し、国会で議論されることを望む


Q2については、条例案が可決された場合、県からの投票事務の委託拒否する考えを示した首長はいなかったということです。

静岡県は、条例案の法制度上の不備として
県民投票を現実に実施するためには、投票資格者名簿の作成や投開票事務等において、地方自治法に基づき、市町に事務委託をすることが必要となるが、
手続に要する期間を考慮すると、「6月を超えない範囲」での執行は非現実的である。
という点をあげていました。
http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/kakushitsu/documents/betten1.pdf
http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/kakushitsu/documents/betten2.pdf



県議会では「自民改革会議」が過半数を占めていますが、
自民党県連の杉山盛雄幹事長は25日、報道陣に以下のように語ったそうです。
「会派として修正案を出す考えはない」
「修正案が(原案から)かけはなれたものであれば、(署名した)16万5000の民意が反映されていない場合もある」
「会派としては、あくまで原案に賛成するのか反対するのか考えていく」

他会派から修正案が提出された場合の対応については
「出てこなければ、対応のしようがない」



総務委員会での集中審議は10月4、5の両日。
本会議での採決は11日の予定です。


■『静岡県議会 総務委員会 学識経験者や市民団体代表者など6人を参考人招致! 自民は自由投票も?』

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■請求代表者による意見(PDF形式:223KB)