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署名活動 一周年イベント 都民投票ドキュメンタリー(土屋トカチ監督)上映

石原慎太郎氏の突然の辞任による都知事選挙。

都民投票に関わった皆さんにとって、どんな選挙でしたか?


東日本大震災直後に行われた前回都知事選挙、
その選挙結果が、
その後の原発都民投票実現にむけた署名活動へ参加する理由のひとつになった方もいたのではないでしょうか?

原発推進を公言する石原知事(当時)に対して、
都民はどう考えるのかも問うてほしい、
そう思って参加した方もいたのではないでしょうか?

今回の都知事選、残念ながら原発の問題は争点にはなりませんでした。

猪瀬知事の公約には、「原発」という言葉も、「住民参加」という言葉もでてきてはいません。

これから、都議会にてどのような施策が提案されていくのか、一緒に見守っていきましょう。



そんな選挙戦のさなか、ささやかながら、署名活動スタートから一周年を記念したイベントを開催しました。

今井一さんからの挨拶、そして 土屋トカチ監督によるドキュメンタリーを上映し、
私たちの署名活動、そして都議会、いろいろなシーンを振り返りました。

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【よこっち】


「原発」都民投票の会 共同代表 荒木さんからのレポートです。


「原発の是非を問う」都民投票条例制定を求める直接請求の署名活動が始まってちょうど1年が経ちました。

私にとって署名活動、都議会ロビー、そして6月20日の否決まで、本当にいろいろな経験をした濃密な半年間でした。

そして12月8日の土曜日に、この活動のドキュメンタリーDVDのお披露目会が開催されました。

都知事選・衆議院選で皆様お忙しく寂しめの会でしたが、土屋監督のDVDは大変素晴しくいろいろな事を思い出しなんとも言えない気分でした。

ぜひこのDVD、1枚1500円とちょっと高めですが、お買い求めいただきたく思います。
こんな活動に参加したのだと誇らしく思えること絶対です。

『「原発」都民投票~これまで と これから~』 について


この会のため元請求代表者の上原さんに頂いたメッセージがとても素晴しくて、
折悪しくご参加になれなかった方々とシェアしたくお知らせします。

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都民投票直接請求運動1周年に寄せて

請求代表人 上原 公子

早いもので、あれから1年が経つのですね。

例年にない寒風の中、毎日声をからして道行く人たちに訴え続けた日々を懐かしく思い出します。
法定数を達した瞬間は、多くの力が集まれば、多くの人の思いが一つになれば、世論は動くことを実感した瞬間でもありました。
しかし、本当の皆さんの力は、それからの行動でした。
目標を次々に積み上げていき、主権者の責任として成し遂げるという覚悟が、本物の民主主義への道を切り開いていったと確信しています。

そんなみなさんの行動が大きなきっかけとなり、思いを行動に移すことが意味を持つことが次第に広がり、脱原発のデモへのうねりを作ったことは間違いのないことです。


今、都知事選真っ只中にあります。
私は宇都宮選挙対策本部長として、その渦の中にいます。
この選挙は、おそらく都知事選では歴史始まって以来の都民による都民のための選挙となっています。脱原発でこの間動き始めた多くの都民が、自らの選挙を作っているのです。
都民投票直接請求運動の経験が、ここでも遺憾なく発揮されています。

民主主義社会は、政治によって実現化されるからこそ、選挙は主権者の責任が問われます。

都民投票の直接請求運動開始1周年に、都知事選が巡ってきたことは、私たちに絶好のチャンスが与えられたということです。
私たちはこの期を逃さず、もう一度都政を都民の手に取り戻すために、最大の力を発揮しましょう。

敵は利害で結びあった者たち、だから死に物狂いです。私たちは、子供たちの未来のために、大人の責任として決して譲れない覚悟で臨みましょう。

1周年、本当におめでとう!!!

常設型住民投票って何だろう?12/19勉強会 2/2福嶋浩彦教授講演会

こんにちは。

皆さんと一緒に考えてみたいテーマ「常設型住民投票」について、勉強会と講演会のお知らせです。


私たちが目指した「原発」都民投票の実施には、まず、住民投票に関する条例の制定が必要でした。

そのため、条例制定を求める法定署名を集め、知事に提出し、都議会で審議し、という長いプロセスを踏みました。


これに対して「常設型住民投票」とはどういうものなのか?

みんなで学んでみませんか?



私たちの求める 参加と自治の都政、開かれた都政、そして、原発をやめられない社会をやめる ために

この「常設型住民投票」というのは、必要なのかどうなのか?

勉強会と講演会を企画しました。


講演者である福嶋浩彦さんは、
我孫子市長就任に際して「既得権をなくし、公正で透明な行政を行う」と宣言し、
在任中は「市民自治」を提唱し、「〈市民の自立した活動〉と〈市民がコントロールする行政〉による市民自治」を目標に掲げていました。

住民投票についてだけでなく、ひろく参加と自治についてお話を伺えることと思います。

どうぞ皆さまのご参加をお待ちしております!




1.常設型住民投票の小勉強会

日時:12月19日(水)午前10:00~
場所:総合ケアコミュニティ・せせらぎ
京王新線幡ヶ谷下車…徒歩約10分
小田急線、地下鉄千代田線 代々木上原下車…徒歩約15分
主催:渋谷都民カフェ


2.常設型住民投票 講演会

日時:2013年2月2日(土)13:30~
講師: 福嶋浩彦 中央学院大学教授 (元我孫子市長、元消費者庁長官)
(参考サイト)
■ 「住民自治」と「公を担う民」2011.5.21

場所:千駄ヶ谷区民会館
   JR 原宿駅 徒歩10分
   東京メトロ千代田線 明治神宮前駅 徒歩8分
主催:「原発」都民投票の会


【よこっち】

猪瀬都政 始まる 「都議会と話し合いをする時も、民意を僕が代弁しているんだということを尊重していただきたい」

都知事選挙が終わりました。

猪瀬都政の始まりです。

20121217朝日新聞
『猪瀬氏得票400万票超 都知事選、美濃部氏上回り最多』
2012年12月17日 朝日新聞



猪瀬氏は最多得票を獲得したことを受けて、

「民意というものは一番尊重すべきもの。
 これから都議会と話し合いをする時も、民意を僕が代弁しているんだということを尊重していただきたい

と大量得票の意義を強調しているそうです。

『最多得票の猪瀬氏、国と対決姿勢 新都知事へ始動』
2012.12.17 朝日新聞



しかしながら、疑問に思うのは、猪瀬氏の今回の選挙運動の方針です。

私たち「原発」都民投票の会をはじめ、さまざまな市民が、
投票行動の参考とするためのアンケートを行いました。

猪瀬氏は、「個別のアンケートには回答しない」ということで、一切回答しませんでした。

■ 市民グループ 「原発」都民投票の会 都知事候補者アンケート
■ 「東京都知事選挙」立候補者に聞いた、セクシャルマイノリティについての7つのこと
■ 都知事選立候補者様へ、風営法に関する公開質問状 クラブカルチャー育成協議会」とLet’s DANCE署名推進委員会、Let’s DANCE法律家の会
■ -がれき問題-
■ JANTIP(人身売買禁止ネットワーク)実施 「子どもと女性政策」についてアンケート調査
■ 「外環道路」緊急アンケート


「都知事候補 アンケート」で検索すると、この他にもたくさんのアンケートがあります。
もちろん、猪瀬氏は一切回答していません。


また、こうした市民からのアンケートだけではなく、新聞からの質問に対しても、
猪瀬氏だけは曖昧な回答や無回答という項目がありました。

■ 〈都知事選 主な候補者に聞く〉(7)エネルギー 2012年12月6日 朝日新聞



このような状況を考えると、最多得票を獲得したとはいえ
「これから都議会と話し合いをする時も、民意を僕が代弁しているんだということを尊重していただきたい
という姿勢には、すこし疑問を感じます。




また、選挙運動中に放送されたTBSのNスタという番組内では、石原都政は実質的には猪瀬都政であったと語る場面もありました。


しかしながら、ある都庁職員は
「東京電力改革など副知事時代の実績はあるが、幹部職員らともあまり接点を持たなかったと聞く。
 行政手腕は全くの未知数で、期待より不安の方が大きい」と話したそうです。

『猪瀬・新都知事:最多の民意「僕が代弁」 職員は戸惑い』
毎日新聞 2012年12月17日


20121217読売新聞
『強面払拭努めた猪瀬さん、日ごとに演説上達』
2012.12.17 読売新聞

猪瀬知事、都民の声を早速、知事の仕事に生かすとし、まずは五輪招致をPRしているそうです。

「来年1月、ダボス(スイス)で世界の著名人が集まる会議がある。そこに行きたい」と、
早くも2012年五輪招致の先頭に立つことを宣言したとのこと。

今朝、さっそく2020年五輪招致アピールのステッカーが駅の自動改札機にたくさん貼られてたのを目にしました。
2016年五輪招致にかけた費用は150億円。今度はどのくらいの費用をかけるのでしょうか?



選挙で投票したところで、私たちの仕事が終わりというわけではありません。
むしろ、これからです。

猪瀬氏は「開かれた都政」をすすめていくのか? 石原氏同様のトップダウンの方式をとるのか?

都議会とともに、都民に目を向けた都政を考え、実行していくのか?


来夏の都議会議員選挙の参考にするためにも、私たちがしっかりとチェックしていくこと。それが重要です。



【よこっち】

[追記あり] 異例の都議会閉会 都議会自民党は、代表質問も一般質問も意味なしとして行わず

知事、ならびに副知事が会期中ずっと不在のまま、という
約70年の都議会の歴史上初めての都議会定例会が閉会となりました。

この都議会本会議、日程の短縮が行なわれただけでなく、
都議会自民党は「知事がいないのに質問する意味がない」として代表質問と一般質問をとりやめたそうです。

■TOKYO MX NEWS『都議会第4回定例会 政策議案なくきょう閉会』(2012.12.6)



東京都議会が発行している冊子「都議会のはなし」より
「本会議」
全議員が出席して開かれる会議を「本会議」と言います。
この会議で議会の最終的な意思決定を行います。
都議会に提出された議案や、都議会としての意見表明などの可否は、すべて本会議で決められます。
会議は、原則として議員定数の半数以上の議員が出席したとき、議長の宣告により開会され、議長があらかじめ定めた議事日程に従い会議を進めます。


地方自治法 第121条
普通地方公共団体の長、教育委員会の委員長、選挙管理委員会の委員長、人事委員会の委員長又は公平委員会の委員長、公安委員会の委員長、地方労働委員会の委員、農業委員会の会長及び監査委員その他法律に基く委員会の代表者又は委員並びにその委任又は嘱託を受けた者説明のため議長から出席を求められたとき議場に出席しなければならない。


現在の状況はおいておくとして、首長の出席は、そもそも議会での審議の要件ではありません。

こんな意見もあります。
「議会に市長は不要」を意識付けることが議会改革



この第4回定例会でも33件の条例案が議決されています。

都議会自民党の皆さんは、知事がいなければ質問する意味なし、とのことですが、
私たち都民にとっては、テレビ中継、インターネット中継があり、傍聴も可能な本会議は
各会派の現在の問題意識、それに対する考え、などを知ることができる重要な機会です。

その点から考えると、ほとんどの会派がきちんと質問を行うなか、都議会自民党のみがこのような決定をしたことは、
議員はいったい誰の方をむいて仕事をしているのか、(知事なのか?都民なのか?)ということについての
都議会自民党の姿勢が現れているような気がしました。

そして、第2回定例会のことを思い出しました。


今回の本会議は、
11月30日(金)の代表質問、一般質問
12月6日(木)の議案の議決
2日間のみでした。

これが、石原氏の都政投げ出しの結果です。

いよいよ今週の日曜日、私たちは新しい知事を選ぶ機会を得ました。

石原都政を継承そして加速させる候補を選択するのか、
住民参加を進めることを明言している候補を選択するのか、

私たちの選択です。


【よこっち】


この都議会自民党の対応について追記です。
2012.12.4 都政新報に以下のような記事がありました。


当初、自民党は代表・一般質問を行わないことを各会派に提案していたが、民主党、公明党は通常通りに行うことを主張。
22日の議会運営委員会では、自民党も含めた各会派に質問時間が割り振られたが、自民党は28日に締め切りの質問通告は行わなかった。

都議会では代表・一般質問の質問時間が、各会派の議席数に基づいて割り振られる。
いったん各会派に質問時間を割り振って、自民党が質問する権利を放棄することで、
自民党の持ち時間他会派に回すことを避けたものと見られる

20121204都政新報2

知事不在 都議会定例会開催 70年の都議会史上初めて

石原知事、そして猪瀬副知事までもが不在のまま開会した東京都議会平成24年度第4回定例会

『第4回定例会 知事不在のまま都議会開会』


この都議会の模様について、新聞各紙が報じています。



『都議会、初の知事不在 所信表明もなし』
2012/12/1 1:04 日本経済新聞
 東京都議会の第4回定例会は30日、石原慎太郎前都知事の突然の辞職により、知事不在のまま開会した。議長席に向かって右側にある知事の座席は空席で、所信表明もなし。定例議会の会期中ずっと知事が不在なのは、約70年の都議会の歴史上初めてという。

 同日は民主、公明、共産など各会派の代表・一般質問を実施。五輪招致や東日本大震災の被災地支援など石原氏が力を入れた政策への質問に、局長ら幹部が淡々と回答した。議会局の男性職員は「形式的なやりとりに終始し、間が抜けていた」と漏らした。

 会期は12月6日までの7日間と例年の半分。「新知事が決まるまでは、都の将来像について議論しても意味がない」(議会運営委員会)との理由だが、衆院選や都知事選の日程と重なり、都議には「選挙活動を優先したい」との思惑ものぞく。

 都は「トップの政治判断が必要」として、尖閣諸島(沖縄県石垣市)購入のために集めた寄付金を基金化する条例案の提出も年明け以降に先送りした。


『知事不在、質問見送り…異例の都議会開会』
2012.12.1 01:05 産経ニュース
 突然の知事辞職を受けた東京都知事選(16日投開票)まっただ中の30日、都議会定例会が開会した。知事席は空席で、「責任者が不在での答弁に意味はない」と本会議での質問を見送る会派も出るなど、異例の議会となった。

 また、衆院選とのダブル選となり、都議らも選挙応援に駆り出されることなどから、閉会日を当初の14日から6日へと繰り上げた。通常は2日間の本会議質問をまとめて1日だけとしたほか、公示日の4日に予定されていた常任委員会も3日に前倒しするなど、「選挙優先シフト」(議会関係者)となった。

 この日の代表質問で、共産党が都知事選立候補者の名前を挙げ、「ともに新しい都政を切り開く」などと発言したことから、紛糾。結局、共産が議長に発言の取り消しを求め、本会議に諮った上で、許可された。




都民投票条例案を提出した時、少なくない議員の方が、
もっと間接民主制を信頼し大切な問題は議会に任せるようにとお話しくださいました。

そのことについて、
いま一度考えたくなるようなできごとです。

議会を運営するにも、私たちの大切な税金が使われています。
実のある議論をしていただくために、私たちは税金で支えているのではないでしょうか?

私たちの暮らしに関わる問題を、しっかりと考え議論するという約束で、
議員という仕事に就いているのではないでしょうか?


そして、この形式的な都議会の原因をつくったのは、突然辞職した石原氏です。

こうして都政を投げ出した石原氏は、いま、国政のために奔走しておられるようです。
国政であれば投げ出さないと、あなたは信じて任せることができますか?

【よこっち】

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「原発」都民投票の会

Author:「原発」都民投票の会
〒162-0823
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東京ボランティアセンター 私書箱№17
FAX:03-6735-4583
Mail:tomintohyo.nuke@gmail.com

都民投票条例案

東京都に制定を請求する条例案と請求の要旨です。ご覧ください。

請求代表者による意見陳述

6/14総務委員会での意見陳述後、委員会の傍聴席に入りきれなかった多くの人たちのために再現された際の映像。都議会議事堂1階ホールにて。
■請求代表者による意見(PDF形式:223KB)